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お金の失敗談

わたしがレイクから30万円の借金をした理由

<この記事を書いた人>
. お名前:ひでお
. お住まい:埼玉県
. 性別: 男性
. 年齢:38歳

うまい儲け話にひっかかってしまいました

私は大学を卒業したあと水回りの設備業者に就職しました。

ところが給料は安く、拘束時間は長い会社でした。
このため、就職してから3年程度たつと仕事が嫌で嫌で仕方がないという気持ちになってしまっていました。

そして、何か簡単にお金を稼ぐ方法はないものかと思い、インターネットで調べることが多くなったのです。

時間があるときは、友達から互いにお金儲けの話について情報交換をすることもしていました。

そのような時期に、大学時代の友人からおもしろい副業ビジネスがあると声をかけてもらいました。

彼はカタログを手に持っており、それを私に見せるのです。

カタログを見ると、腕時計や置時計、バッグなどが掲載されていました。
友人によると、すべて海外の高級ブランドとのことでした。

ところが価格を見ると、せいぜい5万円程度の値づけしかされていません。
私が「どうして、こんなに安いんだ」と尋ねました。

すると友人は「俺の会社のオーナー社長が海外人脈を持っていて、安く仕入れることができるんだ」と答えるのです。

さらに「おまえだって、わかるだろ。
ブランド品は利ザヤが大きいんだよ」と私にたたみかけるようにして言うのです。

そして「いまなら、おまえも代理店になれるんだぞ」と私を誘ってきたのでした。
私は友人に、どうやってビジネスをするのかを尋ねると、代理店として登録したあと、自分で好きな商品を選んで本店宛に注文してくれればいいと言うのです。

そして、商品を仕入れたあとは、それを自分の才覚で転売すればすぐに大金を稼ぐことができるというのでした。
私はすっかりその気になり、代理店申込書を書き、友人に渡したのでした。

高級ブランド品を仕入れるための資金を確保するため、レイクの大宮西口自動契約コーナーで30万円を借金

代理店になるための費用は無料でしたが、
カタログに掲載されている海外の高級ブランド品を仕入れるためには資金が必要です。

そのため、私は自宅の近所にある消費者金融のレイクの大宮西口自動契約コーナーに出向き、30万円の借金をしたのでした。

私はこの虎の子の30万円を商品の仕入れ資金に充て、まずは腕時計やバッグを10点仕入れたのです。
すべて海外の高級ブランド品です。

これらのブランド品が自宅に配達されると、どうやって売りさばくかを考えました。
オークションサイトで転売することも考えましたが、実のところ、自分ではブランド品というものを買ったことがなく、使ったこともありませんでした。

そこで、まずはブランド品の買取店に出向いて、そこで目利きをしてもらい、買い取ってもらうことにしたのです。
それだけでも、儲かると思ったのです。

ところが、ブランド品買取店に商品10点を持ち込んでみると、予想外の値付けをされてしまったのです。
店員から「お客さん、これどこで買ったんですか?」と雑な言い方で私に尋ねてくるのです。

私は「海外のブランド品ばかりを扱っている会社から買ったんですよ」と答えました。
すると店員は「これ、全部ジャンク品ですよ。

買い取ってもいいですけど、全部で5000円ですね」と言われてしまったのです。

もう唖然茫然の状態です。

私は友人から騙されていたのでした。
冷静に考えれば当然です。
定価が数十万円もする海外のブランド品を数万円で仕入れることができれば、世間の女性は皆さん、すでに実行しているはずなのです。

儲け話に乗ってしまった私は愚かでした。

当時独身であった私は、それから節約生活をして過ごし、30万円をレイクに返済することができたのでした。

もう二度と、こんな話の相手をするつもりはありません。